イントロダクション
プロジェクトを進めていく中で、作業途中の変更を一時的に保存して、作業ブランチをクリーンな状態に戻す必要が出てくることがあります。そんなときに役立つのがgit stashコマンドです。
git stashの基本的な使い方
git stashは、現在の作業ディレクトリの状態を一時的に保存し、作業ディレクトリを最後のコミットの状態に戻します。
$ git stashgit stash listで現在のstash一覧を表示することができます。
$ git stash listgit stash pop vs git stash apply
git stash applyはstashを適用してもstash一覧から削除しませんが、git stash popはstashを適用すると同時にstash一覧から削除します。
$ git stash apply
$ git stash popどちらを使うかは、一時的に保存した変更を再度適用する必要があるかどうかで決まります。
git stash branch
git stash branchコマンドを使うと、新たなブランチを作成してそのブランチにstashを適用することができます。これは、stashした内容を元のブランチとは別のブランチで作業したい場合に便利です。
$ git stash branch <branchname>
git stashでの注意点とベストプラクティス
- stashは一時的な保存場所です。長期間保存するためのものではありません。
- stashの内容はgitのバージョン管理の対象外なので、stashした内容が失われると元に戻すことはできません。
- 必要な変更は定期的にコミットしてバージョン管理下に置くことをおすすめします。
まとめ
git stashは、作業の一時保存を助ける便利なツールです。上手に活用して、開発効率を上げましょう。
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